<コンクリート>5千年の歴史を塗り替えたコンクリート制御技術
2021.06.10
コンクリートの課題
現在利用されているコンクリートは、セメントに水を加えてペースト状にした材料を型枠に入れて、硬化させた構造物です。 コンクリートの特徴は、圧縮に極めて強く、引張に対しては弱いという性質です。この引張に弱いという弱点を補う仕組みとして、鉄筋コンクリートが利用されるようになりました。 鉄は引張に強く、強アルカリ性であるコンクリートの内部では錆びることが無いため、コンクリートの弱点を補った構造として、橋桁や超高層ビルに利用されています。
しかし、鉄筋コンクリートの寿命は一般に50年~70年と言われており、それほど長くはありません。朽ちないコンクリートと錆びない鉄筋の構造でありながら、どうしてこんなに短いのでしょうか?
実は、鉄筋コンクリートには大きな課題があるのです。 それは、コンクリートを形成するときに発生するエアトラップ(気泡)が鉄筋を錆びさせ、コンクリートを内部から壊してしまうからです。なぜかというと、コンクリートの振動や寒暖によって、気泡周囲で亀裂が発生し、この亀裂を通じて雨や腐食ガスが侵入することで、鉄筋が錆びます。そして錆びた鉄筋が膨張し、コンクリートを内側から破壊するのです。
CB→zeROBOは、5千年の間人類が利用し続けてきたコンクリートを進化させます
コンクリート強度低下の要因である気泡を無くすことで、従来よりも超長期間高強度な状態を維持することができます。その手法は、コンクリートを固める前に変則的な振動を与え、気泡が上下することで下図のように圧縮され、分裂します。
この繰り返しによって気泡の一つ一つが小さくなり、重いセメントが下に入り込むことで気泡のみ上昇し放出され、気泡が無くなるという仕組みです。このメカニズムにより、従来では不可能だった超長寿命なコンクリート構造物を製作することが可能になります。
NejiMOは、この技術により建築・インフラ産業にパラダイムシフトをもたらすことができると信じております。
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